2015年2月26日京都新聞朝刊に
藤岡幹浩副病院長の記事が掲載されました。
整形外科A
Q&A専門の医師がお答えします
実際の新聞記事
Q 対象疾患と手術時年齢。
A  人工関節は主に変形性関節症に対して行われますが、骨壊死症や関節リウマチなども対象です。膝関節では加齢性の原因が主なので60歳以上の患者さんがほとんどですが、股関節では発育性(先天性)股関節脱臼や寛骨臼形成不全症などに伴って起こる場合が多いため40〜50代も増えています。早期に社会復帰でき治療効果も高いため、若年者でも人工関節が治療として選択される時代です。
Q リハビリについて。
A  手術翌日には全体重をかけて立つことができます。2〜3日後にはリハビリ室での歩行訓練を開始し、2〜3週間で歩いて退院できます。退院後はスポーツやレクリエーションも楽しめます。リハビリは辛いものではなく、痛みが取れるため、快適に取り組むことができます。科学技術の進歩のおかげで評価にコンピューターシミュレーションが導入され、ロボットスーツもリハビリに応用できるようになりました。
Q 術後のスポーツ。
A  自転車や車の運転など日常生活のほとんどの動きは可能ですが、ジョギングのように上下の衝撃が加わる運動は望ましくないとされています。人工膝関節の場合はゴルフなど膝をひねるような動作は避けてください。
Q 手術の目的は。
A  人工関節手術の大きな目的は健康寿命を延ばすことです。関節の痛みを放置しても、すぐに寝たきりや生命の危機に陥ることはないですが、心肺機能の低下や骨粗しょう症、腰痛、筋萎縮など不可逆性の影響を徐々に引き起こします。手術を受けることで、将来、介護を必要としない健康な体を確保していくことができます。
2015年2月26日付 京都新聞(朝刊)より抜粋