2004/06/26付京都リビングで医療法人社団 恵心会 京都武田病院 院長 武田敏夫先生がの爪水虫のはなしで掲載されました。
〜地域の専門医に聞きました〜
爪水虫の新しい治療法”パルス療法”
 気温や湿度が高くなってくると、靴の中の水虫が暴れ出します。薬を塗っても塗っても、また症状が出てくるのは、完治していないから。大事な家族に移さないためにも、きちんと治療しないと・・・。
爪水虫をすっかり治さない限り大事な家族にも水虫感染の恐れが・・・
 水虫がなかなか治らないのはなぜ? それは、使っている薬が症状に合っていないから、ちょっと良くなったと思うとすぐに治療を止めてしまうから。もうひとつ、爪水虫にかかっているのかもしれません。水虫菌(カビの一種である自癖菌)が爪の中に入り込んでしまうと、ほかの部分の水虫菌が退治されてもまた姿を現して悪さをします。爪水虫をきちんと治さない限り、いつまでも感染を繰り返すのです。水虫は、足拭きマットやスリッパなどを介して、一緒に暮らしている家族にもうつる可能性もあります。ひどくなる前に、きちんと治してしまうことが大事です。
がんこな爪水虫はのみ薬で
 特に爪が白く濁ったり、厚くかたくなったり、変形してきたら要注意。「年をとるとだれでも爪が変形するもの」なんて放置しておかないで。皮膚科専門医で治療を受けましょう。
 爪水虫がぬり薬ではなかなか治らないのは、薬が爪の中までしみ込みにくいから。皮膚科でのみ薬による治療を行って、爪の中の水虫菌を退治する必要があります。
1週間のんで3週間休む
3回繰り返して、終了
最近、皮膚科で行う爪水虫治療法として、「パルス療法」という新しい方法が承認されました。
 
「パルス療法」とは、まず1週間薬をのんでから、3週間休みます。これを3回繰り返す。つまり、薬をのむのは合計21日。
 パルス療法を始めてか2〜3カ月で、新しい爪が生えてきます。すっかり生え替わるのには約1年かかりますが、6カ月〜1年で、爪水虫に侵された爪とはサヨナラできるというわけです。従来、6カ月近く毎日のみ続けなければならなかったことを考えると、治療しやすくなりました。
 「パルス療法」の特徴は、薬が爪の中に留まって、のんでいない間も効力を発揮している点。これが従来の服用法と大きく違うところ。今年こそ、すっかり水虫菌が退治できるまで、専門医の指示通りに治療しましょう。
上手に受診して完全に退治 
まずは早めに皮膚科医に相談しましょう
 「爪水虫は痛い、かゆいなどの症状が出ないので、放置されがちでしたが、最近、新聞やテレビなどで爪水虫がのみ薬で治ることを知って、治療に来られる方が多い」と話すのは、京都武田病院 院長・武田敏夫先生。孫に水虫をうつしたくないからと、お年寄けの受診も増えているそうです。
 今注目のパルス療法は、1週間薬をのんだら3週間休むので、体に負担がかかりにくいのが利点。「風邪や頭痛などの薬をのむ暗も、のみ合わせをそれほど気にせずにすみます。月1回の受診ですむのも、忙しい人には便利でしょう。私の病院でも新しい患者さんはこの療法が多く、期待感や安心感が大きいようで、毎回きちんと再診に来られていますね」。
 ただし、初めて受診するときに治療中の病気やのんでいる薬がある人は、医者に相談すること。肝臓疾患がある場合は治療が受けられないこともあります。また、健康な人でも事前に血鞭検査を行います。「半年以内に健康診断を受けた人は、受診する際に健診結果を持参すれば、検査が免除され治療費が節約できます」。
医療法人社団 恵心会
京都武田病院
院長 武田 敏夫
チェックしましょう
※一つでも当てはまったらすぐに皮膚科の診察を受けましょう!
□ 毎年水虫を繰り返している
□ 爪が白く、または黄色くにごっている
□ 爪が厚くなって靴がはきにくい
□ 爪がもろくなって、ボロボロ欠ける
□ 爪が切りにくい
2004年 6月26日付 リビング京都 より